top of page
Dst6.jpg

​ブライスキャニオン国立公園

Bryce Canyon National Park

🔸ユタ州

​🔸国立公園/National Park since 1928

ブライスキャニオンってこんなところ

ラスベガスから車で北へ約4時間ほど走るとユタ州の南部に奇岩が立ち並ぶブライスキャニオン国立公園があります。その標高は約2500メートルにもなり冬場は極寒の雪景色に変わります。今から約5000万年前に存在した巨大な湖の中で土砂などが堆積した石灰岩の地層がブライスキャニオンで見るオレンジ色の岩へと変化しました。湖の中で時代によって粒子の異なる堆積物が重なって出来たこの地層は岩の強度がそれぞれ異なり、雨水や冬場の凍結などで強度の弱いところから崩れ落ちる侵食を繰り返すことで無数の柱上の『フードゥー』と呼ばれる奇岩群になりました。フードゥーとはヴ―ドゥ―の変形で意味も同じで「縁起の悪い」といった意味があり、現在に生きる我々がこの景色を見た時に思う「美しい」や「不思議」といった印象とは違い、昔の人々は美しいとは思わず「不気味」や「恐ろしい」と感じることが多かったようです。地名の由来は1800年代にこの地に暮らしたモルモン教の開拓者のイベニザー・ブライスからで、正式にこの場所に地名がつく以前に漠然とブライスさんのいる谷、「ブライスキャニオン」と呼ばれていたのがそのまま名前として残されました。

おすすめビューポイント

|インスピレーションポイント

高台に上がりフードゥーを見下ろせる絶景の展望ポイントです。無数に立ち並ぶ岩の柱はまるで大きな円形の競技場に赤い巨人達が集会をしているような景色を想像させます。その景色が人々のさまざまな想像(インスピレーション)をかき立てることから、インスピレーションポイントという名前がつきました。

|サンセットポイント

日没の前にこの展望台を訪れると背後から当たる西日が岩の柱の先端を鮮やかなオレンジ色に輝かせます。その光景はまるで無数のロウソクに火が灯されているかのようで、ブライスキャニオンで最も幻想的な景色です。サンセットポイントには谷底へ向かうナバホループというトレイルの出発地点があり1周約1時間程度のハイキングを楽しむ事ができます。そびえ立つ奇岩の中をジグザグに下りて行くと高い岩壁に挟まれた、まさに高層ビルの狭間にいるかのようなウォールストリートと呼ばれるエリアに着きます。ループを反対側へ下りてすぐに目の前に現れるのはトーズハンマー(雷神の金づち)と呼ばれる岩の柱でブライスキャニオンのランドマークのひとつです。

bottom of page