ラスベガス発国立公園&グランドサークルツアー
デスバレー国立公園
Death Valley National Park
🔸ユタ州
🔸国立公園/National Park since 1994
デスバレーってこんなところ
デスバレー、そこは灼熱の乾いた死の谷!一切の生命体を感じさせない音の無い世界です。世界史上最高気温の記録と北米最低標高地点という他に類を見ない記録が特に有名なデスバレーですが、それはデスバレー国立公園の魅力のほんの一部です。見渡す限り真っ白な塩の平原『バッドウォーター』、絵画を描くパレットのように様々な色合いが広がる『アーティスト・パレット』ここでゴルフをするのは悪魔しかいないと言われるほどの凸凹の大地『デビルズ・ゴルフコース』、風紋が綺麗な広大な砂丘地帯『メスキートフラットサンドデューン』、そして朝日に照らされると黄金色に輝く『ザブリスキー・ポイント』などここでしか見ることのできない景色に溢れています。デスバレー国立公園はネバダ州との州境にほど近いカリフォルニア州の砂漠地帯の中にあり、ラスベガスから2時間ほど西へ向かったところに位置しています。面積13,518.16㎡(長野県とほぼ同じ)を誇るアメリカ48州内最大の国立公園です。北米最低地点の海抜ー85.5mのバッドウォーターとその西側にそびえる標高3368m岩壁との高低差は圧巻です。ベストシーズンはもちろん1913年7月10日に最高気温摂氏56.7度を記録したような究極の世界が広がる真夏ですが、安心して楽しめるのはもう少し気温が落ち着く秋〜春先かもしれません。
おすすめビューポイント
|ザブリスキーポイント
かつてデスバレーではホウ砂の採掘がさかんに行われ、採掘を行った大手企業の副社長を務めたクリスチャン・ザブリスキー氏の名前が付けられたポイントが絶景『ザブリスキーポイント』です。デスバレーは大昔太平洋の海水の一部が内陸に巨大な塩水湖として取り残された物が灼熱のもと干上がって塩原となりました。ホウ砂はこうした塩湖が乾燥した跡地から見つかる事が多く、当時特殊ガラスやエナメル塗料の材料としてカリフォルニアまで運び出されました。
|バッドウォーター
デスバレー一帯は海抜がマイナスの場所も多くその為に夏場は記録的な高温になりますが、そんなデスバレーでの最下地点は海抜ー85.5mの『バッドウォーター』で、ここは同時に北米最低地点でもあります。バッドウォーターでは目の前の山脈に振った雨水が地下を通って湧き出る形で泉を作っていますが、地中の塩分を多く含んだ泉の水は塩分濃度が高すぎてとても飲めるものではありません。バッドウォーターは実際には広大な塩原です。駐車場から目の前広がる広大な塩原を中心に向かって歩いて行くと、やがて360°真っ白な塩の世界に取り残されてしまいます。
|デビルズゴルフコース
悪魔のゴルフ場と名づけられたこの場所は石化した塩の層が凹凸を作った状態で地上に露出した歩くことすらはばかられる極端な土地です。その凹凸の中には最大で1メートル近く突起しるものなどもあり、ここでゴルフが出来るのは悪魔くらいだという意味合いで『デビルズゴルフコース』というユニークな名前がつけられました。
|ダンテス・ビュー
地上約1700mにある展望台からはデスバレーの広範囲を見下ろすことが出来ます。正面に見据えるテレスコープ・ピークスという3366mの山を中心に南北に80kmを越えるの大パノラマが広がり、眼下にはバッドウォーターの塩原を見る事が出来ます。14世紀のイタリアの詩人ダンテの作品にちなんで名付けられました。
|ファーナスクリーク
デスバレー国立公園内でホテル・レストラン・ギフトショップなどが集まる場所です。入口には昔ホウ砂を運び出すのに使用したスチームエンジンのトラックなどが展示されています。ちなみにファーナスとはひどく暑い場所という意味です。
|メスキートフラットサンドデューン
デスバレー国立公園内にはいくつもの砂丘がありますが、その中でも最大の砂丘が『メスキートフラットサンドデューン』です。高さ30mにもなる砂丘は駐車場から簡単にアクセスすることができます。真っ白な塩原の景色とは違ったサラサラの砂の砂漠はデスバレー国立公園に多様な景色をもたらし、改めてこの公園が全米で最も広大な国立公園であることを思い出させてくれます。